ひつじ博士のダイエット講座

博士(医学)が最新の科学に基づいたダイエットを紹介

注意!ダイエットに効果的なジョギングの気をつける点とは

この記事をシェアする

jogging

はじめに

皆さんは運動はお好きですか?

あまり運動経験がなくても、ダイエットというとジョギングをしたほうが良いのではないかと考えられる方も多いようです。

ジョギングは手軽なカロリー消費方法ではありますが、始める前にはしっかりとした準備をする必要があります。

この記事では、ダイエットに有効なジョギングの始め方についてご紹介します。

ジョギングは手軽で効果的なダイエット方法

ダイエットの基本のひとつ。

それは、消費カロリーを摂取カロリーよりも減らすということです。

ヒトの移動にかかわるエネルギー消費量は、下記の式で計算されます。

エネルギー消費量 = 体重(kg) × 移動した距離(km)

この式により、例えば体重60 kg の方が5 km ジョギングしたとすると、300 キロカロリー消費できることになります。

走る速度が時速10 km だとすると、30分間の運動で、これだけのカロリーを消費できます。忙しい現代人には魅力的な話ですね。

しかし、運動習慣がなかったり、過体重のヒトが急にジョギングを始めることはおすすめしません。

その理由を以下に紹介します。

 

ジョギングは体に大きな負担をかける

ジョギング(jogging)とは、ゆっくりと走ることです。

ゆっくりとはいえ、走ることによってヒトの体には大きな負担がかかります。

関節への負担

ジョギング時には、ヒトの足には通常の体重の3-5倍の負荷がかかるとされています。

これを受け止めるために、足関節、膝関節、股関節には、大きな負担がかかります。

このため負担を減らすために関節周囲の筋肉を鍛えたり、クッション性や衝撃吸収性の高いジョギングシューズを履いたりすることをおすすめします。

循環系器官への負担

ゆっくりとはいえ、走ることによって循環系器官、特に血流系への影響は大きいです。

そのため事前の準備運動をしっかりとし、慣れないうちは無理な距離を走らないなどの対策をとりましょう。

まずは体力づくりから

このようにジョギングによるダイエットは、効果も高い反面、慣れないうちは体への負担がとても大きいものです。

ダイエットのためにジョギングを始めるのであれば、まず筋肉トレーニングやウォーキングによって、体を作っていくことから初めてはいかがでしょうか。

この記事が、少しでもあなたのダイエットのお役に立てれば幸いです。